食材データの出典と推定方法

犬の手作り食アプリ「もぐポチ」/合同会社OTAS  最終更新:2026年09月20日

01
351食材
アプリ搭載の食材
アプリで選べる食材の総数です。
02
1,027項目
推定・補完した項目
すべてこのページの一覧で開示しています。
03
13分類
食品群
一覧は食品群・信頼度・キーワードで絞り込めます。

信頼度の内訳 項目ベース:A 442B 411C 174 / 食材ベース(その食材で最も低い評価):A 81B 163C 103

このページは、もぐポチが表示する栄養価がどこから来た数値なのかを、 利用者の方が確認できるように公開しているものです。 一部の項目には推定値が含まれます。その範囲と根拠を以下に開示します。

01栄養データの出典

もぐポチの食材データは、次の優先順位で作成しています。

① 日本食品標準成分表2020年版(八訂)— 基本

文部科学省が公表する公的データです。原則としてすべての食材・栄養素でこれを第一の出典としています。

② USDA FoodData Central(米国農務省)ほか公的データベース・学術論文 — 八訂に収載がない項目の補完

八訂に収載されていない栄養素(コリンなど)は、米国農務省のデータベース(USDA FoodData Central)から 補完しています。引用した項目には元データのID(FDC番号)を記録しています。

USDAにも該当データがない食材については、ニュージーランド食品成分表(NZFCD)などの 海外の公的データベースや、査読を経た学術論文の実測値を出典としています。 ジビエや骨ごと食べる小魚など、日本の成分表に収載のない食材がこれにあたります。 出典は一覧の「引用元」欄に個別に記載しています。

③ 類似食品からの推定 — ①②のいずれにも値がない項目

公的データに値が存在しない項目については、栄養組成が近い食品の値をもとに換算した推定値を使用しています。 推定した項目はすべて下記の一覧に掲載し、算出根拠と信頼度を明示しています。

栄養基準(必要量・上限量)について
食材の栄養価とは別に、犬の必要量・上限量の判定基準には NRC(米国学術研究会議)『Nutrient Requirements of Dogs and Cats』を用いています。 AAFCO等の他基準は参考にとどめ、判定ロジックには使用していません。

02信頼度の基準

推定した項目には、算出方法に応じて3段階の信頼度を付けています。

信頼度基準
A ほぼ確定している値。生物学的に決まっているか、USDAに直接のデータがあります 植物性食品のレチノール=0、USDAからの直接引用
B 栄養組成が近い食材のデータから計算した値。実用上の目安として使えます たんぱく質量の比で換算したコリン値
C 参考にできる食材が限られるため、幅を持って見ていただきたい値。 おおよその含有量の目安としてお使いください よく似た食材や、同じ食材の別の部位からの推定

※信頼度は栄養素の項目ごとに付けています。1つの食材の中に、 信頼度の異なる項目が混在します。

なぜ信頼度Cを含む食材も掲載しているのか

信頼度Cの多くは、日本食品標準成分表(八訂)が その項目をまだ測定していないことによるものです。

ここで値を空欄のままにすると、その食材は栄養計算に使えなくなります。 1項目欠けるだけで食材ごと使えなくなるため、「ヨウ素が未測定」というだけの理由で、 たんぱく質もカルシウムもきちんと測定されている食材が丸ごと選べなくなってしまいます。 それよりも、近い食材から推定した目安値を、算出根拠と信頼度を明示したうえで補うほうが、 愛犬の食事づくりに役立つと考えました。

そのうえで、次の方針を採っています。

収録にあたっての5つの方針

その食材を選ぶ理由になっている栄養素がCの場合は、収録していません。

カルシウムを補うために使う食材のカルシウムや、 ヨウ素を補うために使う食材のヨウ素が推定のままである、といった場合です。 いちばん知りたい数値が不確かなままでは、その食材を選ぶ意味がないためです。 そうした食材は、より確かなデータが得られるまで収録しません。
逆にいえば、Cの項目があっても収録している食材は、 その食材を選ぶ理由になっている栄養素がAまたはBで支えられているものです。

未測定の項目を、機械的に0にはしません。

0とするのは、その食品群にもともと含まれないことが分かっている場合だけです (穀類や果実のヨウ素、植物性食品のビタミンB12など)。 含まれることが分かっている食材では、必ず推定値を置いています。

主要な栄養素は、可能な限りAまたはBのデータで支えています。

エネルギー・たんぱく質・脂質・カルシウム・リンのことです。 給与量やカルシウム・リン比の判定に直結するためです。 やむを得ずCとなる食材がある場合は、一覧の下に食材ごとに明記します。

すべての推定値について、算出根拠と引用元をこのページで公開しています。

どの数値がどこから来たのか、いつでもご確認いただけます。

上限のある栄養素で推定が大きく振れる場合は、収録していません。

ビタミンDのように、足りないことだけでなく 多すぎることも問題になる栄養素があります。 こうした栄養素で、参考にできるデータの幅が広く、 推定値しだいで上限を超えるかどうかが変わってしまう場合は、 その食材を選ぶ理由になっている栄養素がAであっても収録しません。 より確かなデータが得られたときに、あらためて検討します。

収録した例と、見送った例

同じ「信頼度Cの項目がある食材」でも、収録するものと見送るものがあります。 実際の2例で、何を見て分けているかをご説明します。

収録しました

パクチー

信頼度がCの項目
アミノ酸12種(アルギニン・リジンなど)C
なぜCになったか
USDAのコリアンダー葉にアミノ酸の収載がないため、同じセリ科の パセリ(八訂)の値を、たんぱく質量の比で換算しました。 別の植物からの換算なのでCとしています。
それでも収録した理由
パクチーを選ぶ理由は、βカロテンによる抗酸化作用や、ビタミンB2・カリウムです。 アミノ酸を補うために使う食材ではありません。 たんぱく質そのものが100gあたり1.4gと少なく、一度に使う量も多くないため、 この推定が多少ずれても食事全体のアミノ酸量はほとんど動きません。 アミノ酸は上限が問題になる栄養素でもないため、 推定の幅が危険につながらないと判断しました。
見送りました

メヒカリ(アオメエソ)

Aで揃っていた項目
たんぱく質・脂質・カルシウム・リン・アミノ酸A
論文(水野・山田「メヒカリの栄養成分」日本食生活学会誌 20(3) 2009)の実測値で、 骨ごと食べる小魚として十分な内容でした。
信頼度がCの項目
ビタミンDC
見送った理由
八訂に収載がないため、骨ごと食べる小型魚から推定するほかありませんでした。 ところが代理にできる魚は、ししゃも0.6μgとまいわし32μg(いずれも100gあたり)で 50倍以上開きます。中間をとって10μgと置くと、メヒカリのエネルギー113kcalに対して 1000kcalあたり約88μgとなり、これはNRCが定めるビタミンDの上限量20μgの4.4倍です。 ししゃも寄りなら基準内、まいわし寄りなら上限の14倍と、 推定の幅が基準内から上限の大幅超過までまたいでしまいます

メヒカリは、この食材を選ぶ理由であるカルシウムがAでしたから、 方針1だけを見れば収録できる食材でした。 それでも見送ったのは、方針5にあたるためです。 ビタミンDは足りないことだけでなく多すぎることも問題になる栄養素で、 推定の幅がそのまま上限の超過につながってしまいます。 より確かなデータが得られたときに、あらためて検討します。

信頼度Cの値は、その栄養素だけを単独で厳密に管理する用途には向きません。 一方で、食事全体のバランスを把握し、偏りに気づくための目安としては十分に機能します。 そうした前提でご覧ください。

03推定項目の一覧

この一覧には、八訂以外から補った値を掲載しています。 USDAなど海外のデータベースからの直接引用と、類似食材からの推定値の両方が含まれます。

← 表は指で左右にスライドすると、引用元と算出根拠までご覧いただけます。

食材栄養素推定値信頼度引用元算出根拠
栄養値を独自に組み立てている食材
現在、該当する食材はありません。 複数の資料を組み合わせて栄養値を算出した食材は、その食材を選ぶ理由になる栄養素が 推定のままである場合、実測値が得られるまで収録を見送っています。

04データの更新について

食材の追加や、より確度の高い出典が見つかった場合には、随時この一覧を更新します。 更新日はページ冒頭に記載しています。

05お問い合わせ

データの誤り・出典に関するご指摘は、下記までご連絡ください。

support@mogupochi.jp